時計製作の全工程を"イチ"からではなく、まさしく"ゼロ"から手掛けるスタイルも、数少ない独立時計師のひとり。
1965年神奈川県生まれ。1990年に東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、1992年に浅岡肇デザイン事務所を設立。プロダクトデザイナーとしての仕事を熟しながら、当時ではまだまだ馴染みの浅かった3Dキャドグラフィックなどの技術を身につけ、腕時計のデザインを行った事がきっかけとなり、複雑時計の代名詞とも云えるトゥールビヨン機構を搭載した腕時計作りを独学で作り始める。2009年にトゥールビヨン機構を搭載した高級機械式腕時計を発表。時計界からの時計職人的観点とは全く異るデザイナーとしての視点からのその作風は、強烈な独自性を放ち世界中からの注目を集めている。現在も時計製作の全工程を"イチ"からではなく、まさしく"ゼロ"から手掛けるスタイルも、数少ない独立時計師のひとり。現在世界で数十人の独立時計師から構成された国際的な組織、独立時計師"アカデミー"(AHCI"Academie Horlogere Des Createurs Independants ")の正会員でもある。