新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
新年は1月6日(月)より営業を開始いたします。
なお、お問い合わせフォームからのご回答は、1月6日以降となりますので、何卒ご了承下さいますよう重ねてお願い申し上げます。
2020年元日
小柳時計店
新年明けましておめでとうございます。
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2020年元日
小柳時計店
S.U.F Helsinki Vetehinen by Srapeneva
(S.U.F ヘルシンキ ヴェテハイネン by サルパネヴァ)
フィンランド出身の独立時計師Stepan Sarpanevaが製作するセカンドライン『S.U.F HELSINKI』。その内でS.U.F HELSINKI初となるダイバーズモデル、Vetehinen“ヴェテハイネン”。
ヴェテハイネンとは、1930年代初め頃フィンランドの独立戦争に使われていた潜水艦『ヴェテハイネン号』からネーミングされています。
Technical Specifications
Movement
Case
Dial
Strap
Mr. Helmut-Sinn, former president of the German special watch company, died on February 14, 2018 at the age of 101.
(ドイツ特殊時計会社の元社長であるへルムート・ジン氏が2018年2月14日に101歳で亡くなられました。)
第二次世界大戦においてドイツ軍の戦闘時パイロットとして活躍したヘルムート・ジン氏は、銘機の誉れ高い《ユンカース52》や《ユンカース88》を駆り、延べ2万時間以上の飛行を達成しました。しかし不慮の事故により戦線離脱を余儀なくされましたが、豊富な実戦経験を通して精度の高い時計の存在がパイロットに取っていかに大切かを学んだのです。これが契機となって彼は時計作りを初めました。1950年代のことです。以来今日までドイツ人の気質でもある緻密さと手作りに拘るクラフツマン・シップによって、軍に採用されるコックピット・クロックやクロノグラフ等、銘品と評価される数多くの時計を生み出してきたのです。
【ローター・シュミット氏を招き入れて…】
さらなる前進を期すフランクフルトの工房には、ドイツ シャウハウゼンに本社を置く時計メーカー インターナショナルウォッチカンパニー(IWC社)にてエンジニアを努め、ポルシェ・デザインのチタンケース、同社の傑作と知られるコンプリケーションモデル“ダヴィンチ”の開発などを成功に導くという実績を残していたローター・シュミット氏を招き入れます。
ヘルムート・ジン氏とロー・ターシュミット氏、名工と謳われるふたりのコラボレーションによって、ジン社はさらなる発見と新たな驚きをこれからも提供し続けます。
《1980年代カタログより抜粋》
ご冥福をお祈り致します。m(_ _)m
ユリス・ナルダンとドンツェ・カドラン
2016年から発売されたクラシコエナメルのスモールセコンドタイプには、自社で製造開発されたシリシウムのヒゲゼンマイやガンギ車を採用したユリス・ナルダン製キャリバーUN-320を搭載しており、クラシカルでありながら耐磁性にも優れた仕様になっています。
またこのモデルの特筆すべきもう一つの大きな特徴は、1972年に創業し、以来多くの高級メゾンからも信頼を寄せられており、近年幾つものメーカーが新作で採用するエナメル文字盤の美しさは『ドンツェ・カドラン』社製が郡を抜いていると言われ、その技術はスイス最高峰と称賛されており、特にホワイトエナメルの平滑さは奇跡とまで言われています。
そのエナメル工房ドンツェ・カドランは、17世紀に確立された高温焼成のグラン・フー、クロワゾネ、シャンルベ、フランケのエナメル技法に継承し、多様な要望に応えています。その由緒あるドンツェ・カドラン社をユリス・ナルダンは、2012年より傘下に置き、多様なエナメル文字盤を展開しています。
ドンツェ・カドラン最高峰のエナメル技術
ドンツェ・カドラン社は、最高峰の技術を誇るエナメル工房としても知られています。
1972年にマイスターエナメラーと謳われたフランシス・ドンツェ氏によって創業されました。創業者のフランシスは、1987年に退職するまで時計文字盤の職人としての道を追求し続けました。
エナメル技法を愛し、独自性を追求するユリス・ナルダンは、25年以上に渡り、質の高いエナメルをフューチャーした製品を発表して来ました。
そのエナメルの専門技術を持つ職人は、ほんの一握りしか存在せず、『失われた装飾技法』と言われています。
その希少なエナメル装飾は、今日、世界で最もプレステージの高い時計ブランドのみ見ることが出来ます。
一つ一つの製作工程には卓越したスキルと精確さが求められ、複雑さ、絶妙なディテール、鮮やかな表現、それらが相まって魅力的な効果をもたらすエナメル文字盤の腕時計は、何世紀にもわたり、コレクターにとって垂涎のアイテムとなっています。
ユリス・ナルダンは、ドンツェ・カドラン社とともに『グラン・フー』、『クロワゾネ』、『シャンルベ』、『フランケ』というエナメル技法を文字盤製作に取り入れています。
ドンツェ・カドランの製作工程は、17世紀から変わらずに伝統を守り続けています。
ユリス・ナルダン クラシコ エナメル
(左)2018年発表モデル
Ref.3203-136-2/E0-42
ホワイト グラン・フーエナメルダイアル
自動巻き(自社キャリバーUN-320)
ケース径:40mm/ケース厚:10.2mm
SSケース/30m防水
¥1,101,600(税込)
ユリス・ナルダン クラシコ エナメル
(右)2017年発表モデル
Ref.3203-136-2/E3
ブルー フランケ・エナメルダイアル
自動巻き(自社キャリバーUN-320)
ケース径:40mm/ケース厚:10.2mm
SSケース/30m防水
¥1,101,600(税込)
独立時計師 浅岡 肇(Hajime Asaoka)
1965年神奈川県生まれ。1990年に東京藝術大学美術学部デザイン科卒業後、1992年に浅岡肇デザイン事務所を設立。プロダクトデザイナーとしての仕事を熟しながら、当時ではまだまだ馴染みの浅かった3Dキャドグラフィックなどの技術を身につけ、腕時計のデザインを行った事がきっかけとなり、複雑時計の代名詞とも云えるトゥールビヨン機構を搭載した腕時計作りを独学で作り始める。2009年にトゥールビヨン機構を搭載した高級機械式腕時計を発表。時計界からの時計職人的観点とは全く異るデザイナーとしての視点からのその作風は、強烈な独自性を放ち世界中からの注目を集めている。現在も時計製作の全工程を“イチ”からではなく、まさしく“ゼロ”から手掛けるスタイルも、数少ない独立時計師のひとり。現在世界で数十人の独立時計師から構成された国際的な組織、独立時計師“アカデミー”(AHCI“Académie Horlogère Des Créateurs Indépendants ”)の正会員でもある。
時計専門誌クロノス日本版編集長 広田雅将(ひろた まさゆき)氏が、以下のリンク先サイト“朝日新聞デジタル”でも述べられている言葉を貼付させて戴くと…
『この時計、大胆な設計にもかかわらず、時計としてまったく破綻(はたん)していない。ケースは薄くて腕なじみは良好だし、文字盤や針の出来も、一流 メーカーのそれに肩を並べる。もちろんこれらも、浅岡氏が制作、あるいは最終的に手を加えたものだ。お値段は250万円。ただの手巻きとしてはかなり高価 だが、事実上ひとりで部品製造から調整までやっているのだから、むしろ破格だろう。
もっとも、問題はある。あなたがどんなに大金持ちでも、どんなに権力を持っていても、彼に納期をせかすことだけは不可能だ。それさえ納得できれば、彼の時計には、手にするだけの価値がある。』
と、価格以上の価値を手にする事が出来るのも限られた人だということを理解していただきたい…。
その他Webchronosにも浅岡さんが製作された内容等も掲載されていますので是非一読頂ければと思います。
1万8000振動/時、17石。パワーリザーブ40時間。フリースプラング。地板及び受け板は、洋銀製。SSケース(直径37mm)。3気圧防水。
価格¥2,500,000(税別)
参考商品として以下のモデルも入荷致しました。
今年で創業60周年を迎える小柳時計店は、昨年より企画しておりました特別なモデルとして、ジャンリシャール×WatchShop KOYANAGiモデルを発表します。
モデルとしては、昨年44mmで発表になり即完売したテラスコープにEDM文字盤を使ったモデルがございましたが、今回小柳時計店創業60周年記念に合わせて、男女どちらもご使用頂ける39mmのテラスコープをベースに使用し、ブルーのサスペンディットインデックスに60周年記念を表す、6時の位置にのみアラビア数字の“6”をポイントしました。
またより上品かつシンプルにする為に、ジャンリシャール本社にお願いをし、敢えて日付を排除しました。
●ケースサイズ:39mm
●厚さ:10.30mm
●巻き上げ機構:自動巻き(38時間)
●風防:無反射加工サファイヤガラス
●インデックス:サスペンデッドインデックス
●文字盤:ホワイトEDMダイアル
●裏蓋:サファイヤクリスタルガラスケースバック
●防水性能:10気圧防水
●品番:60510-11-703-11A
●本体価格:¥297,000(税別)[24本限定]
Ste-Croix La Balcon du Jura
Watch Shop KOYANAGi オリジナルウォッチ《サントコア》
以前に当店オリジナル時計“サントコア”をご販売させて頂きましたお客様が、またフラッと…、何か面白そうな時計が無いかとお越し下さりました。
それから暫く時計談義をしており、やはりお好みはクラシカルで味わい深く、控え目なケースサイズでそれでいて存在感のある時計…ということで、昨今の時計事情と言いますか、そのようなお話をする中、ふと左腕を見ますとその方の左腕には、当店オリジナル時計“Ste-Croix”が上品に収まっており、思わず『写真を撮らせて頂いても宜しですか?』とお断りさせて頂き撮らせて頂きました。
クラシカルで柔らかいケースデザインと、柔らかい膨らみを持たせた削りだしの青焼き針と、ベリリウム銅の褐色文字盤とが相まって、品良くまたとても美しく写っていました。
Ste-Croix La Balcon du Jura
サントコアは、ジュラ山脈のバルコニー…という意味です。