Sinn.6200.Meisterbund.1
“ジン.6200マイスターブンド1(マイスター連合)”と名付けられたこのモデルは、ドイツの時計製造に携わるメーカー3社が“ドイツメイド”にこだわって製作したモデルで、18金ローズゴールド製ケースの設計・製作は、ランゲ&ゾーネやグラスヒュッテ・オリジナル等の大手ブランドのケースやその他多数のドイツメーカーのケースの製造を請け負う、Sinn社傘下でドイツ グラスヒュッテにあるランゲ&ゾーネ社と道を挟んで向かい側にあるケース工場、SUG社(Sächsische Uhrentechnologie GmbH Glashütte)が設計及び製作を行っています。
またこの時計に搭載しているムーブメントは、ドイツ ドレスデンにあるUWD社(Uhren-Werke-Dresden) がドイツの伝統的なスタイルで手掛けています。
それまでドイツでは、時計師マルコラング氏の時計ブランドでラング&ハイネ社や、近年では2008年に創業した独特なグロスマンテンプでも知られるモリッツ・グロスマン社等が嘗てのドイツの伝統技法で製作していました。
中でもUWD社は、伝統的作りとパーツの仕上げ等を重視し、敢えてコストを考慮し製作に携わりました。
そしてこの伝統的なマスターピースの方向性を合わせて時計の“顔”を作り、それと同時に機能性に合わせてフォルムを形作ったのがジン社です。
この3社はそれぞれの専門分野でのマイスターであり、素材、精密さ、品質に関する最高の要件を満たしています。この時計の組み立てと製作はドイツで行われ、すべての主要部品はドイツ国内で製造されているので、この時計はドイツの技術者と職人の革新力の堂々たる証でもあるのです。
この時計に搭載しているドイツ製手巻キャリバーUWD 33.1は、特殊構造のバレルブリッジによる片側のみで固定された香箱を備えています。動作調整はテンプ機構の偏心ネジを移動させることによって行います。さらにスワンネックの調速機構を使って、微調整と動作均整の調整がスムーズに行われます。ムーブメントのすべての部品は精密な仕上げを施されており、その美しさも特筆すべき点です。 美しいフォルムのケースは18Kローズゴールド製で、ギョーシェ彫りの加工が施された文字盤にはアプライドインデックスが採用されました。飛びアラビア数字のインデックスはドイツの伝統的な掛け時計や置時計のスタイルと同様です。
このモデルは、そのフォルムと機能において、ドイツ時計業界のマイスターたる3社が最高の技術力を傾けた、時計作りにおける伝統的クラフトマンシップの成果であるといえます。ブランド創立55周年を記念してその生産本数は世界でわずか55本です。
【ムーブメント】
・UWD 33.1(ドイツ製/手巻/19石/21,600振動)
・特殊構造のバレルブリッジ
・6本の偏心ネジによる調整機構
・スワンネック調速機構
【機能】
・時・分・秒(スモールセコンド)
【ケース・ベルト】
・ケース:ローズゴールド
・ベルト:アリゲーターストラップ
・風防:両面無反射サファイアクリスタル
・リューズ:非ねじ込み式
・裏蓋:サファイアクリスタル、ねじ込み式
・防水性能:10気圧防水
・負圧耐性
【サイズ・重量】
・ケースサイズ:直径40mm×厚さ9.3mm
・ベルト幅:20mm
【その他】
・世界限定55本(国内3本)
■税別本体価格 ¥2,300,000 【税込本体価格 ¥2,484,000】