《時計のメンテナンスのススメ》
皆様、こんにちは。
汗ばむ季節いかがお過ごしでしょうか?
今日はそんな季節こそ大切な時計を日頃からお手入れして頂き
より長くお使い頂ける為に簡単な方法をご紹介いたします。
左の写真は汗等の汚れを放置した状態の腕時計の様子です。
時計についた汗や水分を放置したまま使用し続け、裏蓋のねじ穴までサビが廻ってしまい蓋が締まりにくくなり防水性が低下してしまう状況になってしまっています。
またパッキンが劣化しているとどれだけ防水性の高い時計も本来の防水性を発揮できません。パッキンは消耗品ですので定期的な交換をお薦めしますが、グリスを塗布することで劣化の進行を緩める事もできます。
あまりにもサビ等がひどい場合は早めに専門店に相談してください。適切な処置で大きな損傷を避ける事ができます。
こういった事態を招かないように、日頃からのお手入れをオススメします。
時計のお手入れの基本はなんと言いましても『拭くこと』です。特にこの季節は汗や水にふれる機会が多くなりますので、一日の終わりに時計全体を柔らかい布で拭いていただき汗や皮脂やホコリを取り除いてください。
ご家庭にある手ごろな布でもかまいませんが、眼鏡屋さん等レンズ拭きに使用される布やセーム(鹿)革の使用もオススメです。
ケースだけではなく金属ブレスレットなども拭くのが基本ですが表面の汚れは取れても、細かい隙間の汚れまでは行き届きません。この隙間の汚れが外に出てくるとシャツの袖口などが汚れることもありますので、時々掃除してあげるといいと思います。
まずは、柔らかい歯ブラシに液体石鹸をつけて軽くこすります。次に水道水で石鹸をよく洗い流し乾いた布で水分を拭き取ります。この時、時計に余計な水がかからないように気をつけてくださいね。後は通気性の良い場所に置いて完全に乾かして頂ければ大丈夫です。
毎日肌に触れてつけるものですから気持ちよく使用したいですよね。
大切な時計なら尚更ですね。
定期的なメンテナンスでご自身の大切な時計をより長く、また次の代へと受け継がれる時計であれますように。。。
Staff 松川がお伝えしました。