3月17日(木)〜3月24日(木)までスイス バーゼルにて世界の時計見本市《バーゼルワールド》が開催されます。
当店も各ブランドへ商談に訪れますので皆様にはご不便をお掛け致しますが、何卒ご了承下さ居ますようお願い致します。
期間:3月18日(金)〜3月26日(土)まで
ユリス・ナルダン取り扱い開始
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ジャンリシャール初の日本限定モデル テラスコープ 60500-11-708-QB7A
スイス高級時計ブランド ジャンリシャールは、スイス時計産業の礎を築いた人物、ダニエル・ジャンリシャールに由来しています。
ジャンリシャールは、ブランドを代表する人気コレク ション「テラスコープ」初の日本限定モデル、【テラスコープ Snow Storm(雪嵐)】。
このモデルは、インナーリング一体型の(ダイヤルから浮いている)サスペンディッド インデックスを搭載しています。ダイヤルは火花を利用した加工方法であるEDM(放電)加工を施し、わずかに凹凸がある表面は光を受けて冬のSnow Storm(雪嵐)のように白く輝き、幻想的な表情を見せています。ダイヤルとオーストリッチのストラップがホワイトカラーに彩られたこの特別なモデルは、昨年2015年11月に日本国内のみ30本限定で発売され即完売となったモデルですが、今回特別に再入荷致しました。
<商品情報>
Ref. 60500-11-708-QB7A
商品名:テラスコープ Snow Storm(雪嵐)
機械式自動巻ムーブメント JR60(SW200 28,800振動/時 26石)
パワーリザーブ約38時間
機能:時、分、秒、日付
ケース素材:ステンレススティール(ポリッシュ及びサテン仕上げ)
ケースサイズ:44mm
厚さ:12.60mm
無反射サファイヤクリスタル
シースルーケースバック(限定シリアルの刻印)
ホワイト EDM(放電加工)ダイヤル(サスペンディッドインデックス)
ねじ込み式裏蓋:シースルー・バック(サファイアクリスタル)
耐水性能:10気圧防水
ストラップ:オーストリッチ・ストラップ(ホワイト/25-21mm)
/フォールディングバックル(SSプッシュ三つ折れ式/サテン仕上げ)
限定:30本
価格 318,600円(税込)
Ste-Croix La Balcon du Jura
Ste-Croix La Balcon du Jura
Watch Shop KOYANAGi オリジナルウォッチ《サントコア》
以前に当店オリジナル時計“サントコア”をご販売させて頂きましたお客様が、またフラッと…、何か面白そうな時計が無いかとお越し下さりました。
それから暫く時計談義をしており、やはりお好みはクラシカルで味わい深く、控え目なケースサイズでそれでいて存在感のある時計…ということで、昨今の時計事情と言いますか、そのようなお話をする中、ふと左腕を見ますとその方の左腕には、当店オリジナル時計“Ste-Croix”が上品に収まっており、思わず『写真を撮らせて頂いても宜しですか?』とお断りさせて頂き撮らせて頂きました。
クラシカルで柔らかいケースデザインと、柔らかい膨らみを持たせた削りだしの青焼き針と、ベリリウム銅の褐色文字盤とが相まって、品良くまたとても美しく写っていました。
Ste-Croix La Balcon du Jura
サントコアは、ジュラ山脈のバルコニー…という意味です。
Sinnの生産終了モデル2機種が入荷
【Sinn.203.TI.MとSinn.303.AUTOBAHN】
《Sinn.203.TI.M》
Sinn.203.TI.Mは、ねじ込み式リュウズ、ねじ込み式プッシュボタン、サファイヤガラス、ニッケルフリーのピュアチタンケース&ケースバックを使用し、DIN(ドイツ工業規格)で規定された時計の防水性に関する規格(DIN8310)及び潜水用の安全規格(DIN8306)の規格において、30気圧の防水・耐圧性能を持っています。
更にジン独自が開発したケース内の水蒸気を可能な限り取り除く為に特殊乾燥剤であるドライカプセルを封入し、アルゴンガスを充填することで、機械式ムーブメントの寿命及びオーバーホールのインターバルを長くすることが可能になるなど、このモデルは、ジンのテクノロジーが凝縮されたモデルとして、コレ以後のジンを大きく牽引する話題作のひとつとなりました。
Sinn.203.TI.M
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ(Valjoux7750)
ケース及びブレスレット:ピュアチタン/ラグ幅20mm
風防:サファイヤガラス
リューズ及びプッシャー:ねじ込み式・裏蓋:スクリュー式ケースバック
防水性能:DIN8310
耐圧性能:30気圧
ケース径及び厚さ:41mm/16mm
特記事項及び導入技術:逆回転防止ベゼル/アルゴンガス充填・ドライカプセル
価格¥290,000(税別)/(生産終了モデル)
《Sinn.303.AUTOBAHN》
Sinn.303.AUTOBAHNは、モータリストの為のクロノグラフとしてデザインされました。その魅力はタキメーターにあります。
60km/hから500km/hまでのスピードが表示されたタキメーターには、タイヤの制限速度規制に対応したスピード数値が赤く塗られています。これにより通常のタキメーターの使用時に、自身が運転している車の制限速度を超えず、安全運転が行える配慮がなされています。
またムーブメントには信頼性の高いValjoux7750が搭載され、42時間以上のパワーリザーブと、秒、30分積算計、12時間積算計が備えられています。
ドイツの時速無制限高速道路《AUTOBAHN(アウトバーン)》の名を持つに相応しくスピードに特化したデザインは、スペック以外の時計ケースにも表されており、またサファイヤガラス風防は僅かに中央を膨らませた湾曲型の形状をしており、日差しを正面から受ける事の多いドライバーの視認性を考慮したデザインがなされています。
また標準でセットされているイタリアンレッドのナイロンストラップと付属のシャークスキンの替えベルトとを付け替える事で、それぞれの異なった印象の時計でご使用いただけます。
Sinn.303.AUTOBAHN
ムーブメント:自動巻きクロノグラフ(Valjoux7750)
ケース及びブレスレット:ステンレススティール/ラグ幅20mm
風防:サファイヤガラス
リューズ:ねじ込み式・裏蓋:スクリュー式ケースバック
防水性能:DIN8310
耐圧性能:20気圧
ケース径及び厚さ:41mm/16.5mm
特記事項及び導入技術:外周タキメーターベゼル/後のオーバーホール時にアルゴンガス充填・ドライカプセル搭載の依頼が可能(別途料金が必要)
付属品:ブラックシャークスキンストラップ
価格¥250,000(税別)/(生産終了モデル)
エドックス クロノオフショアの新作2モデル
《冬のダイバーズは、ダウンジャケットに合わす普段使いの艶時計》
2014年にクラスワンのモデル名の如く“1”の位置にダイヤモンド入りで発表された限定モデルのイメージをそのままに、2015年はダイヤモンドを取り除き、より硬派なイメージに…。
ケース径45mm/自動巻きクロノグラフ/ステンレスケース(ピンクゴールドPVD加工)/ハイテクセラミックベゼル/クロコダイルストラップ/500m防水/¥420,000(税別)
《Men’s Club編集長、戸賀氏による渾身の別注モデルは、オールブラック仕様》
SSケースにブラックPVD加工を施し、ブラックセラミックベゼルに、ブラックカーボンダイアルと、今まで在りそうで無かった、トータルコーディネイトには定評のある雑誌“Men’s Club”編集長の戸賀敬城(とが ひろくに)氏による渾身の別注モデルです。
ケース径45mm/自動巻きクロノグラフ/ステンレスケース(ブラックPVD加工)/ハイテクセラミックベゼル/クロコダイルストラップ/500m防水/¥420,000(税別)/国内100本限定
しかも…
《クロ丿オフショア1 スペアストラップ プレゼント》
【ラバーかレザーか迷っている方に朗報!】
エドックスのフラッグシップシリーズ、全クロノオフショア1モデルを対象に、クロノオフショア1キャンペーン実施中 !今ならラバーもレザーも両方のスタイルが楽しめるチャンスです。
キャンペーン期間:2015年11月21日(Sat)~2016年1月20日(Wed)
http://www.edox.jp/campaign/004/
《チェコ唯一の腕時計メーカー“プリム”を知ってますか?》
《チェコ唯一の腕時計メーカー“プリム”を知ってますか?》
チェコ共和国の首都、プラハは、クラシック音楽の街…やボヘミアンクリスタル、そしてやはり最も有名なプラハ歴史地区は、1992年にユネスコ世界遺産にも登録されており、独特な建築や芸術面が魅力で世界各国からの観光客が絶えないことでも知られています。
その観光地プラハから車で北に約2時間、ポーランドの国境にほど近い山間の町〈ノヴェー・メスト・ナト・メトゥイー〉にプリムの工場はあります。
〈プリム〉は、1946年に国営企業として製造を開始し、当時は腕時計だけでなく目覚まし時計等も製造し後に1990年の民営化になり徐々に3D CADシステムやCNC工作機や旋盤機なども導入し現在の生産体制にまで拡張して来ました。
ドイツ等の隣国の同じ中央ヨーロッパでありながら、フランスやスイスにも輸出すること無く、独自の体制で生産し続けてきた〈プリム〉は、近年ドイツやスイスのそれに視るマーケティング手動型とは異なった、かつての“ヨーロッパの時計とは…”という時代がここにあったように感じました。
上の画像はプラハ駅…ドイツから約7時間電車に揺られて移動…。プラハ駅に到着した時は辺りは真っ暗になっていました。駅からタクシーで移動…。観光名所のひとつ、カレル橋の近くにあるホテルに初日は宿泊…。遠くにプラハ城がライトアップされてとても幻想的です。
プリムの本社、エルトン社がある地、ナーホトにはビール消費世界一のチェコ人で最もポピュラーなのがピルスナーウルケル〈PILSNER URQUELL〉だそうですが、観光地以外などで地元の方々に最も愛されているビールは、1872年創業のプリマートル〈PRIMATOR〉だそうです。
エルトン社の計らいで工場内の見学やピルスナー、エール、スタウト、ラガーとそれぞれのテイスティングもさせて頂きました。現在では糖分を気にされる方も増えて来ている為、糖度を抑えた種類も作っておられるそうです。
私はあまりビールが得意では無いので味の違いは分かっても美味しさはイマイチ分からなかったのですが、恐らくビール好きにはたまらない見学だろうと思いました。
ヤン・レツルさんは、1880年-1925年に生きられたチェコ人建築家で、日本でも馴染みの深い建築を多数携われた方で、最も有名な建物が1915年建築された広島県広島市にある“広島県産業奨励館(広島県物産陳列館)”、現在の〈原爆ドーム〉です。
彼は、日本に多くの素晴らしい建物を建てられた、当時でも数少ない日本に貢献された海外の建築家です。
ナーホト郊外にある【ヤン・レツル土木建築専門学校(VOŠ a SPŠ stavební )】で現在でも多くの学生が土木や建築についてここで学んでおられます。
現在郵便局として使われていますが、かつてのプリムの工場で、現在はこの何倍もの大きな敷地で直ぐ近くに移転されました。
現在の本社工場で、今回お邪魔した際に、とても快くまた暖かく迎え入れて頂きました。
その後工場内を案内頂き、ケースや裏蓋の切削や仕上げの行程から、NC旋盤での地板の削りだしやら、勿論、細かなパーツの切削に至るまで一連の製造行程を見せて頂きました。規模としては、約50名のスタッフが各部門に分かれて従事されていました。
ここでは、主に中三針の手巻き式ムーブメントと自動巻きムーブメントが製造されており、ブリッジの形状からはドイツ製時計と酷似した作りですが、同社初の機械式ムーブメントはフランスの名門メーカーを手本にしているとのことでした。
エルトン社では、ムーブメントだけでなくケースやリューズ、文字盤や針などの外装パーツまで自社で製造しており、細かく工場内で説明して頂きました。また風防にはチェコ特産のボヘミアングラスの工房が手掛けるサファイヤクリスタルを採用しています。
また文字盤の制作手法としては、一旦文字盤にインボス加工を施し、その上からプリントする手法を取っているゆえの説明も頂きました。
それは、『なぜアプライドの植字にしないかというと、植字には必ず足(支柱)が立っており、文字盤を貫通させてその裏側を必ず特殊な接着剤で取り付ける訳ですが、いずれその接着が劣化する恐れがあることを考えた際に、欠落する欠落する可能性のある手法を避けています。
当社の文字盤はあえてエンボス加工を施したインデックスにプリントを施すという手間の掛かった作業を行っています。それにより植字の風合いを出しながら、永年インデックスの欠落を起こさない文字盤を作り続けています。』との事だそうです。
時を刻む要であるヒゲゼンマイも自社でひとつひとつ取り付け調整を行っています。
“IGEN”(スポーツウォッチの原点を意味する「Sport of First Generation」“1st GEN”の省略)というスポーツモデルをベースに、時計を通じてチェコの人たちと親交を深める為に、チェコ製の時計に日本の国旗のカラーである真紅の文字盤を依頼し、日出る国のイメージとして名付けられた“レッド・サン”は、古き好き時代を彷彿させるモデルです。
その後完成したモデルがこちらです。チェコとして初となる限定モデルで、エルトン社としてもとても意義深いモデルとなったそうです。
【PRIM RED SUN Ref.IGRS.37.RD 自社製自動巻きCal.94/直径37mm/6気圧防水/48時間リザーブ/21600振動/日本限定10本/¥410,400(税込)】
かつて販売されたヴィンテージウォッチも修理調整され、自社のコンピューターに登録管理されています。
過去に販売した時計の修理をしっかりと行う体制に誠意を感じました。
それぞれのフロアは、大手スイス時計メーカーのような“魅せる”という演出は無く、質素かつ丁寧におこなわれている印象を受けました。それは、永年時計作りに携わって来た機械や工具たちが達がそれを物語っていました。
その夜はナーホトにて宿を取って貰っていたのでゆっくりとして、翌日はプラハに戻り少し観光を…
EDOX CHRONOFFSHORE-1 10th ANNIVERSARY
エドックス クロノオフショア・ワン 10周年記念モデル(再入荷)
創業131年を迎えるエドックスは、クラス・ワン誕生10週年を迎える節目に【クラス・ワン】から【クロノオフショア・ワン】に改名し、その記念に215本限定で発表されました。
発表当初から国内でも爆発的人気になったモデルだったため、国内の正規販売店では予約完売となっていたモデルですが、先日他の国にデリバリーされる予定だった分でしたが、急遽数本だけ入荷しました。
買い逃していた方はお早めに!!
ピンクゴールドPVDを施したSSケースに、ホワイトダイアルとエドックスとしても初となる、珍しいブルーセラミックベゼルを合わせた新鮮なイメージのモデルです。
ホワイトのラバーストラップにD-バックルで装着時も容易に脱着出来ます。
Ref.10020-37RBU-BIR
クォーツ・300m防水・SSケース(ピンクゴールドPVD)・ケース径45mm・¥243,000(税込)
Hajime Asaoka Tsunami16 [Piece Unique]Model
[クリエーターから見た時計]
独立時計師とは、ご存じの方も多いと思いますが、所謂時計の個人作家さんで、どこの大手ブランドにも属さずに一人もしくは、数人で時計を作る人たちのことを云い、ヨーロッパでは独立時計師協会[AHCI (Académie Horlogère Des Créateurs Indépendants)]と呼ばれる国際的な組織で運営されている団体もあり、今まで(2013年)日本人は所属していないとされていましたが、近年この団体に加盟した日本人時計師の方がおられます。
その方々が菊野昌宏さんと浅岡肇さんです。
勿論菊野さんの時計にも日本の心を感じるモノ作りからなる時計を制作されていますが、今回の浅岡さんの作品には、今までの時計師の目線とは違ったモノ作りが垣間見えたからです。
浅岡さんと出会ったのは2012年頃だったと記憶していますが、作品を見せて頂いたのは2013年のバーゼルワールドの会場ででした。
その際に見せて頂いたトゥールビヨンからは、明らかに時計師からの視点で作られた時計ではなく、クリエーターからの視点で作られた時計であることに驚きを受けました。
経歴は東京芸術大学を卒業された現役のデザイナーであるということで、専門的な教育を受けられた訳でもなく、独学で時計の構造や素材の特性等を習得され、それぞれの部品に最適な素材や構造を思慮され創り出された、浅岡さんが作るクリエーターとしての仕上げや輪列の配置や完成度の高さは、明らかに時計畑出の時計師とは一線を画した美しさを持っています。
また何より目を惹くのは、時計の心臓部とも云える直径15mmにも及ぶ大きなテンプ。
安定した時を刻む上で重要な部分ですが、大きなテンプこそが浅岡さんが元々のアイデアとして描かれていた“懐中時計を適したサイズの腕時計に…”というところからの発想だったそうでした。
勿論、現在でも懐中時計に使われている汎用性の高いムーブメントを搭載した時計は、たくさん出回っていますが、浅岡さんが理想とするパーツの節度や品質を考えると、一から設計をやり直し、それに使うパーツの殆どを彼は自身で作って行ったそうです。
浅岡さんのモノ作りは、一般の時計師たちが行うプロセスとは異なり、一つ一つのパーツの精度を追求して行くとどうしても現在の制作工具や旋盤機のみでは求める品質には及ばない為、しいては穴の開けるドリルの精度や回転方向まで様々な改良を加えてバリの出ない切削を行うなど、とことんまで探求して制作して行く為、気の遠くなる時間と手間を惜しみなく費やされるそうです。
[TSUNAMI16 Piece Unique]
Piece Unique…つまり一点ものを意味する言葉は、そのためだけに制作された事を表しており、今回当店に入荷したこのモデルは、2015年のバーゼルワールドに出品するためだけに制作された個体でした。
そのため、浅岡氏の[Tsunami16]を掲載している他のサイトでもこのモデルに関しては、[参考出品]としてしか表示されておりません。
この特別なモデルを手にする事が出来る方もおひとりと限られています。