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2003年01月11日更新

マスターズトーク

“【EBEL Perpetual Calendar Chronograph】エベル パーペチュアルカレンダー クロノグラフ”

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-EBEL-

1911年、スイスのラ・ショー・ド・フォンに創業。他の高級メーカー同様それぞれのエボーシュからムーブメント供給のもと、生産していました。

002.jpgクォーツ全盛がまだまだ衰えを知らない1980年に現在のような斬新なケースデザインのモデルを発表し、人気を獲得しました。、エベルはゼニス社のクロノグラフムーブメント“エル・プリメロ”を入手し、1984年から1990年までの6年間それをベースに自社製品を開発しました。

そのころゼニス社は画期的な自社製のクロノグラフムーブメントを活用できずにロレックス社製のコスモグラフ デイトナで人気を得ることとなったことは、あまりにも有名な逸話です。

エベルはそのころ1984年にゼニス社製クロノグラフムーブメント“エル・プリメロ”をベースに永久カレンダー付クロノグラフを発表し、時計業界の専門家やコレクターから注目を集めました。


003.jpg当時永久カレンダー付きクロノグラフとしては、翌年1985年に発表なったインターナショナルウォッチカンパニー(IWC)のダ・ヴィンチ“エタ社製ベースムーブメント使用”が有名ですが、機械へのこだわりのあるコレクターにはエベル パーペチュアル クロノグラフへの指示が高かったようです。

1990年も半ばに入るとゼニス社も自社ブランドへの販売が拡大され他社へのベースムーブメントの供給が限られるようになりました。
一方エベルはベースムーブメントをエル・プリメロからレマニア社(現ヌーベル・レマニア社)へ変更し、新たに自社開発の自動巻クロノグラフムーブメント、Cal.137を発表し、それ以降はエル・プリメロベースムーブメント搭載のキャリバー“Cal.136”の永久カレンダー付きクロノグラフの販売は行なわれることはありませんでした。


004.jpgしかし、2002年のバーゼルフェアにおいてエベルは再びゼニス社製エル・プリメロベースムーブメント搭載の永久カレンダー付きクロノグラフモデルを発表しました。

ここで一様の方々は“LVMHグループだから再販出来たのか?”と推測される方も多いと思いますが、ゼニス社曰くこれからの供給先は決まっているそうで、現在グループ内ではルイ・ヴィトンとタグ・ホイヤーのみで、グループ以外ではパネライ(2004年度で供給終了)だけになるそうです。
しかもそれぞれの供給量は制限して行く方向にあるとのことです。


001.jpgこのゼニス社製エル・プリメロベースムーブメント搭載の永久カレンダー付きクロノグラフモデルは1984年から1990年の間の6年間で約700本が生産され、今回の再生産可能となったこのモデルの生産本数は世界15本でその内日本には、現在正規総輸入元のLVMHウォッチジュエリージャパン エベルディビジョンよりの入荷本数はピンクゴールドモデル1本、イエローゴールドモデル2本の合計3本だそうです。

かつて生産されていた時の国内正規総輸入元であった(株)ウィンペックの時に数本正規輸入され販売されていた経緯があり、のちの日本シーベルヘグナ-(株)取り扱いの時には正規輸入経緯は無かったそうです。

2003年以降の永久カレンダー付きクロノグラフのムーブメントには現在1911クロノグラフに搭載の自社開発キャリバーCal.137をベースに発表されるそうです。

●モデル名:1911 Rerpetual Calender Chronograph
●品番:Ref.8136901/12A35143
●Movment:自社開発自動巻き永久カレンダークロノグラフCal.136
 (ベースムーブメント:ゼニス社製クロノグラフムーブメント【エル・プリメロCal.400】)
●ケース素材:18Kイエローゴールド(デュプロイメントバックル同様)
●ストラップ素材:クロコダイルストラップ(デュプロイメントバックル)