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2006年03月26日更新

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マスターズトーク

-2006年ジャガー・ルクルトのセミナー(プレ・ジュネーブサロン)-

先日2月14日に2006年ジャガー・ルクルトのセミナー(プレ・ジュネーブサロン)が、大阪の某ホテルで行われましたのでその様子を少し掲載致します。
セミナーの始めは、昨年のマーケティングについてと、それに対する分析から国内販売の昨対比率などの説明があり、これからのマーケティングについての説明のあと、続いて2006年の新作発表へと流れて行きました。
【photo01】
毎年ルクルトらしい新しいコンセプトでNEWモデルを発表していますが、結果から申しますと今年も目白押しの新作が、早いモデルで5月から来年の1月まで約1年を通して発売されて参ります。
しかも今年は、20代始めの方からも、カジュアルに着けられるファッション的なルクルトも発売されて参ります。
まずは、ジャガー・ルクルトというとレベルソ。レベルソというとレベルソ・サンムーンをイメージされる方も多いと思いますが、今年はそのサンムーンが、8日巻きCal.873を搭載した《グランド・レベルソ・サンムーン》として発表されます。特徴としては、ムーンフェイズディスクを5時位置に移し、今回のムーンフェイズダイアルには、お月さまの表情がエンボス加工されており、またもう一つの特徴としては、ピンクゴールドに加えてスティールモデルも発表されます。
価格はピンクゴールドモデルで予価¥2,200,000(税抜き)、スティールモデルで予価¥1,100,000(税抜き)の予定です。
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次にレベルソのスペシャルモデルとして世界的画家で有名な千住 博氏に依頼して作成する《レベルソ・エクリプス》が発表されます。
コレクションとしては、十二支を赤ダイアル、青ダイアル2種類のエナメル細密画で描かれた2つのテーマで、それぞれテーマごとに28本作成されるそうです。
このモデルの特徴としては、ケース2時位置にあるスライド式レバーを下にスライドさせると、12時間表示の文字盤のセンターが割れて、その下よりエナメルで描かれた文字盤が顏を出す仕組みとなっています。この構造は、1908年から1911年の間に作られていたジャガー・ルクルトのポケットウォッチ[エクリプス]【1910年に特許取得済み】の機構を元に製作されました。
価格はピンクゴールド製ケースのみで、¥6,000,000(税抜き)の予定です。
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次は冒頭で記載しましたレベルソに複数の選択肢を満たす為に、素材やサイズ、コンプリケーションだけで無くデザインも追加し、“カジュアルかつテクニカルなレベルソを…”ということでデザインされた新生モデル《レベルソ・スクワドラ ホームタイム》、《レベルソ・スクワドラ クロノグラフGMT》、《レベルソ・スクワドラ ワールド・クロノグラフ》の3種類が発表されます。
スクワドラのルーツは、1930年頃にルクルト社で作られたデザインで、75年過ぎた現在に初めて商品化されるジャガー・ルクルトとしての歴史を継承しているシリーズだそうです。

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まず《レベルソ・スクワドラ ホームタイム》です。
このモデルは、3時位置にデイト表示、9時位置にAM・PM表示を表し、第二時間帯表示を備えたCal.977搭載のモデルです。価格は、スティールモデルで予価¥650,000(税抜き)で、ピンクゴールドモデルで予価¥1,500,000(税抜き)です。
【photo08】

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次に《レベルソ・スクワドラ クロノグラフGMT》です。
このモデルは、12時位置にビッグデイト表示を表し、第2時間帯GMT表示機能を搭載したモデルで、2005年に発表されたコンプレッサークロノグラフに搭載されているリザーブタイム72時間を誇るCal.751を改良したジャガー・ルクルト社製キャリバーCal.754を搭載した自動巻クロノグラフで、クロノグラフとしては、同社初のシースルーバックを採用したモデルです。
価格は、スティールモデルで予価¥1,000,000(税抜き)で、ピンクゴールドモデルで予価¥1,900,000(税抜き)です。
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スクワドラ最後は、《レベルソ・スクワドラ ワールド・クロノグラフ》です
こちらは、レベルソ・スクワドラ クロノグラフGMTの第2時間帯GMT表示に替わり、ナイト&デイ表示を搭載し、もう一方の裏面には、ワールドワイドタイムを表示する機能を備えた、Cal.753が搭載されます。
価格は、チタンモデルのみの予定で予価¥1,700,000(税抜き)で、こちらは、限定1500本の予定だそうです。
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それぞれのスクワドラには、新開発されたブレスレットモデルも用意されます。

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次は、これも嬉しいお知らせです。
2004年にゴールドケースのみで発表されたマスターエイトデイズでしたが、2006年ではステンレススティールバージョンで発表されます。
価格は、予価¥1,180,000(税抜き)で、2006年の5月~6月頃の発売予定だそうですが、恐らく若干遅れるのでは?と思っております。
何より8日間パワーリザーブのスワンネック付きCal.877をシースルーバック越しにスティールモデルででも楽しめるのは非常に喜ばしい事です。
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次は“マスターシリーズの顏”というベきモデル、マスター・ジオグラフィークのNewモデル《新生マスター・ジオグラフィーク》です。正式なモデル名は、ジュネーブサロンの時の発表になる予定です。
現在他のメーカーから発売されているワールドタイムは、基本的には時差を知った上で、任意の国の表示に設定するというのが殆どですが、マスター・ジオグラフィークは、10時位置のリューズの操作で、都市名を表示するだけで6時位置のインダイアルに24都市のうちの一つの時間が表示されるようになっておりますが、今回新しくなったこのマスター・ジオグラフィークには、今までの24都市の時間表示機能に加えてそれぞれの都市にリンクしたサマータイム表示も簡単に表示出来る機能が追加されました。
しかも第2時間帯表示の昼夜表示を針式に表示する事で、より確認が行ない安く改良され、これでムーブメント、機能操作性、デザイン、視認性のどれを取っても“唯一”であったモデルが、より飛躍する事となりました。
価格は、スティールモデルで予価¥1,080,000(税抜き)、ピンクゴールドで予価¥1,210,000(税抜き)の予定です。
勿論スティールモデルには、専用のブレスレットモデルも用意されるようです。
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またもう一種類《マスター・ジオグラフィーク・ワールドタイム》というセンター針の12時間表示で、時・分・秒を示す第2時間帯ダイヤルが、同時に24都市の時間を指すというワールドタイム表示の付いたモデルが追加で発表されます。
こちらの価格は、スティールモデルが1500本限定で予価¥1,500,000(税抜き)、ピンクゴールドが500本限定で予価¥2,500,000(税抜き)の予定です。
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次はマスター・トゥールビヨンです。
ルクルトでのトゥールビヨンは、今までにも数種類発売されていましたので、それほど珍しい事ではありませんが、今回のトゥールビヨンは、スティールモデルもラインアップされました。
今回発表されますトゥールビヨンは、ポインターデイト機能を備えたレギューレーター・トゥールビヨンで、面白いのは外周ポインターデイトの針が15日と16日間にあるトゥールビヨンのケージをセミジャンプするように設計されているそうです。(敢然に16日を指すまでには4~6時間程掛かるそうです。)
ケースサイズは、現行マスターシリーズより1,5mm大きい41,5mmに、新型キャリバーのCal.975が搭載されます。このキャリバー975は、チタン製トゥールビヨンケージを使用し、このマスター・トゥールビヨンにもCOSC認定基準(-4秒/+6秒)を上回る1000時間コントロール(-1秒/+6秒)の基準をクリアしたムーブメントだけが搭載されています。
価格は、スティールモデルが2000本限定(ジュネーブサロンのみの受注となる予定だそうです。)で予価¥5,000,000(税抜き)、ピンクゴールドが500本限定で予価¥6,000,000(税抜き)、プラチナが200本限定で予価¥8,400,000(税抜き)の予定です。
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次はマスター・ミニッツリピーターチタンです。
今回ルクルトのミニッツリピーターは音の響きを、よりクリアにする為にイージウムという新開発素材をゴングに使い、製作されるようです。
文字板もシースルーにし、表側からでも機械の動きが見えるように設計されました。
キャリバーは時・分表示以外にトルクメーター表示と15日間のリザーブタイムを保持するパワーリザーブ表示を搭載したルクルト社製Cal.947を、44mmのマスターシリーズのケースに納められ、勿論シースルーバックからもこの機械を堪能する事が出来ます。
価格は、予価¥19,570,000(税抜き)となっています。
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最後はアストンマーチンとのコラボシリーズ第二段の“AMVOX2”です。
今回2006年の第二段は、プッシュボタンを持たない初のジャガー・ルクルト社特許取得済みのクロノグラフです。
操作方法は、ベゼル12時側上部でスタート/ストップの操作を行ない、ベゼル6時上部でリセットの操作を行なう“垂直バネ止め採用クロノグラフ”という機構を開発した特許取得済み構造です。
やはりジャガー・ルクルトとアストンのコラボモデルは、クロノグラフも普通ではないようです。
このモデルは、チタンケースにブラックPVDを施したモデルが250本の限定生産で価格は予価¥1,600,000(税抜き)で、チタン素材そのままのケースモデルが、750本限定生産で予価¥1,700,000(税抜き)で、チタンとプラチナのコンビネーションケースのモデルが200本限定生産で予価¥3,500,000(税抜き)で、それぞれ6月、7月、8月と順次発売される予定です。
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2006年モデルをこうして見て行きますと、それぞれのラインアップに特徴あるモデルが発表され“ルクルトらしさ”に、よりインパクトのある風合いが加味された印象を受けました。
今年のルクルトも昨年以上に、より飛躍する年になりそうな予感が致しました。
恐らく5月には各専門誌が取り上げられる事だと思います。
時計好きにとっては、非常に楽しみな時期であるとともに、また悩ましい時期でもあると思います。
春から夏に向かうこの時期は、みなさんの枕許に各専門誌が…。